Claude Code を個人開発のメインツールにしてみた

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Cursor も GitHub Copilot も触ってきましたが、最終的に個人開発のメインツールとして Claude Code に落ち着きました。最初の 1 ヶ月で何が変わったかをまとめます。

なぜ Claude Code に乗り換えたのか

個人開発でピアノアプリ・QR リーダー・メモ帳など複数のアプリを同時に回している身としては、AI コーディング支援はもう必需品です。Cursor、GitHub Copilot、Continue.dev、いろいろ触ってきましたが、ここ最近のメインは Anthropic 公式 CLI の Claude Code に完全に切り替わりました。

乗り換えの一番の理由は「ターミナル完結」です。IDE のプラグインだと、結局その IDE に張り付くことになります。私のように Flutter、Laravel、Next.js、ちょっとした Python スクリプトを行き来する作業だと、エディタの統一が難しい。Claude Code はターミナルから直接起動するので、どの言語のプロジェクトでも同じ操作感で使えます。

最初の 1 ヶ月でできるようになったこと

導入から 1 ヶ月で、以下のタスクは「Claude Code に投げて、結果をレビューする」流れになりました。

  • Flutter の新画面のスキャフォールド(State + Widget + ルーティング登録)
  • Drift のマイグレーションコード生成
  • Laravel の Single Action Controller とリクエストバリデーション
  • 多言語ファイル(14 言語分)の一括更新
  • リリースノート文面の多言語化

どれも単独だと 1〜2 時間かかっていた作業が、対話 10 分+レビュー 20 分くらいの感覚になりました。

開発速度の体感

体感としては、コードを書く時間は 6 割減りました。一方で、レビューに使う時間が 2 割増えています。差し引きで明らかに早くなっているのですが、「自分で書いてないコードをレビューする」という新しい技能が要求されている感覚があります。

# 普段の起動コマンド
cd ~/git/zumec-app-works/piano_app
claude

これだけ。あとは「録音機能に CC#64 のサスティンイベント記録を追加して」と日本語で投げるだけです。

プロジェクトごとに .claude/ ディレクトリを置いておくと、エージェント・スキル・MCP 設定までまとめてバージョン管理できます。私のメインプロジェクトはこの構成です。

zumecappsweb/
├── CLAUDE.md              # プロジェクト規約
├── .claude/
│   ├── agents/            # サブエージェント定義
│   │   ├── reviewer.md
│   │   └── localizer.md
│   ├── skills/            # 自作スキル
│   │   ├── tdd-cycle/
│   │   └── deploy-docs/
│   └── settings.local.json
└── lib/

CLAUDE.md の冒頭はだいたい次のような書き出しにしています。長く書きすぎず、規約と禁止事項を先頭に置くのがコツです。

# zumec apps Web プロジェクト

## 主要コマンド
- 開発: `flutter run -d web-server --web-port 3000`
- ビルド: `flutter build web --release`

## 禁止事項
- `flutter install` は使用禁止(過去 3 回データ消失)
- `git push` は人間が手動で行う

## ナビゲーション仕様
- デスクトップ: ヘッダー横並び
- スマホ: 右ドロワー

複数アプリ並行運用との相性

個人開発の難しさは「コンテキストスイッチ」です。月曜にピアノ、火曜に QR リーダー、水曜にメモ帳、と毎日違うコードベースを触ると、頭の切り替えコストがバカになりません。

Claude Code は各プロジェクトのルートに CLAUDE.md を置けるので、「このプロジェクトでは BCMath を使う」「Flutter のステート管理は Riverpod」みたいな前提を、毎回説明し直さなくて済みます。これが地味に効きます。

苦手なこと

万能ではなく、苦手な領域もあります。

  • UI のピクセル単位の微調整(数値の小さな調整は人間のほうが速い)
  • グラフィカルなデザイン判断(光沢の入れ方など)
  • ライブラリの最新版の細かい仕様(情報が古いことがある)

苦手領域は「自分でやる」と割り切ると、得意領域に集中させられます。

まとめ

  • ターミナル完結で言語横断に強い
  • CLAUDE.md でプロジェクト前提を保存できる
  • コードを書く時間は減り、レビュー時間は微増
  • 苦手領域を見極めて使い分けると効果が最大化される

個人開発者にとっては「アシスタント」というより「もう一人の自分」に近い使い心地で、しばらくはこの体制で回します。料金面でも、サブスクの月額に対してリリース回数が増えれば十分元が取れる感覚で、当面は他ツールに浮気する気が起きていません。